ああ無情
子供の頃、家の本棚に「ああ無情」というタイトルの本がありました。
この本について家族のものが何か言っていたという記憶があります。内容はすっかり忘れました。そしてその本は、見当たりません。
昨秋映画が封切られるということでさかんに宣伝していました。
原作があるなら、しかも名作という評価があるならば、“映画よりも本を先に”というのが僕の主義です。
ところで「ああ無情」ってわかりますか?
ピンとくるのは少数派かなと思ったりします。
amazonで「ああ無情」で検索すればヒットしますが、書店で探しても文庫本の棚で見つかりません。児童文学の棚ならあるかもしれません。
文庫本のところでは「レ・ミゼラブル」で探さなければなりません。
さらに言えば、今回の映画がなければ、僕の町とその周辺の書店を何軒回っても見つからなかったでしょう。
数週間前に新潮文庫の佐藤訳の本を見つけました。

全5冊です。
「あれ? 子供のとき本棚にあったのは1冊だったはず・・・」
釈然としません。
そして5冊という多さに、ちと考えてしまいました。
5冊読むとなれば相当の時間を要します。根性(?)も入ります。1冊だったら即買いだったと思いますが、その場は考えがまとまらず、しばらく考えることにしました。
その後書店は何度も行きましたが、踏ん切りがつきません。そして数日前のこと、角川文庫で上下2冊ものを見つけました。
「あれ!なんで2冊?}
よくわかりません。そこで下巻の訳者あとがきを見ました。
そこには物語の筋には関係ない枝葉の部分を大胆にカットしたと書いてありました。横道の部分は歴史的な背景だったり、無駄な描写だったりがあるそうです。
単純に考えると3冊分が脱線した内容ということになります(笑)
司馬遼太郎みたいだなと思いました。司馬さんの小説には「余談ながら」と書いて時代背景やサイドストーリーが書かれるのです。個人的には、この余談が大好きですが(笑)
それから、枝葉の部分が多いため物語をわかりにくくし、完読を困難にするとも書いてありました。
「よし、わかった。まず、この上巻だけ買ってみよう」

というわけで、買いました。
3分の2ほど読んだのですが、なかなかおもしろいです。
「レ・ミゼラブル」に“おもしろい”という表現を使うと語弊がありますね。“惹きつけられる”とした方がいいかもしれません。
いつも数冊併読している僕が、手隙の時間はほとんどこの本を手に取っていますからね。
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「下巻は買いますか?」って。
勿論買いますよ!
この本について家族のものが何か言っていたという記憶があります。内容はすっかり忘れました。そしてその本は、見当たりません。
昨秋映画が封切られるということでさかんに宣伝していました。
原作があるなら、しかも名作という評価があるならば、“映画よりも本を先に”というのが僕の主義です。
ところで「ああ無情」ってわかりますか?
ピンとくるのは少数派かなと思ったりします。
amazonで「ああ無情」で検索すればヒットしますが、書店で探しても文庫本の棚で見つかりません。児童文学の棚ならあるかもしれません。
文庫本のところでは「レ・ミゼラブル」で探さなければなりません。
さらに言えば、今回の映画がなければ、僕の町とその周辺の書店を何軒回っても見つからなかったでしょう。
数週間前に新潮文庫の佐藤訳の本を見つけました。

全5冊です。
「あれ? 子供のとき本棚にあったのは1冊だったはず・・・」
釈然としません。
そして5冊という多さに、ちと考えてしまいました。
5冊読むとなれば相当の時間を要します。根性(?)も入ります。1冊だったら即買いだったと思いますが、その場は考えがまとまらず、しばらく考えることにしました。
その後書店は何度も行きましたが、踏ん切りがつきません。そして数日前のこと、角川文庫で上下2冊ものを見つけました。
「あれ!なんで2冊?}
よくわかりません。そこで下巻の訳者あとがきを見ました。
そこには物語の筋には関係ない枝葉の部分を大胆にカットしたと書いてありました。横道の部分は歴史的な背景だったり、無駄な描写だったりがあるそうです。
単純に考えると3冊分が脱線した内容ということになります(笑)
司馬遼太郎みたいだなと思いました。司馬さんの小説には「余談ながら」と書いて時代背景やサイドストーリーが書かれるのです。個人的には、この余談が大好きですが(笑)
それから、枝葉の部分が多いため物語をわかりにくくし、完読を困難にするとも書いてありました。
「よし、わかった。まず、この上巻だけ買ってみよう」

というわけで、買いました。
3分の2ほど読んだのですが、なかなかおもしろいです。
「レ・ミゼラブル」に“おもしろい”という表現を使うと語弊がありますね。“惹きつけられる”とした方がいいかもしれません。
いつも数冊併読している僕が、手隙の時間はほとんどこの本を手に取っていますからね。
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「下巻は買いますか?」って。
勿論買いますよ!
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