明暦の大火

1月18日という日で、歴史的事件と言えば、明暦の大火があげられるかもしれません。

1657年(明暦3)1月18、19日の両日にわたる江戸の大火のことです。

僕が読んだ歴史小説で、これにかかわったものとして中村彰彦『われに千里の思いあり』や保科正之が登場する数冊、そして冲方丁の『光圀伝』があります。

われに千里の思いあり』は、加賀百万石の前田家の3代目藩主 前田利常、4代目光高、5代目綱紀を描く長篇歴史小説です。かなり読み応えがあります。

そして、この著者の中村彰彦がぞっこん惚れ込んでいるのが保科正之。新書もあれば短編小説、長編もありで充実しています。


さて、この明暦の大火、江戸のかなりを焼き尽くしました。前田利常、保科正之、水戸光圀の動きは上記の本に活写されています。具体的なことはここでは述べませんが、個人として生き方に大きく影響を受けたのが水戸光圀であるようです。
(これは冲方さんの小説を読んでの印象です。小説はフィクションであるので、細かく論証することはできません。小説をそのまま受け止めて、以下の文を書きます)

昨年末に書きましたが、光圀は『大日本史』と呼ばれる修史事業に着手し、古典研究や文化財の保存活動など数々の文化事業を行いました。
始めから修史事業をやろうと思っていたわけではありません。叔父の義直(尾張徳川家初代)が手掛けていたもので、引き継ぎを光圀にしてほしくて、何度も誘います。しかし光圀は乗り気ではありません。
義直の死後、史料の目録作りに携わりますが、事業を引き継ぐという本格的なものではありません。

明暦の大火が起きて、史料が焼失したり散逸します。
尾張2代目の光友は修史事業に気がありません。

そうした状況のなか、光圀は自分が叔父の遺志を継がねばならないという思いが出てきます。

こうして水戸藩の『大日本史』の修史事業が始まります。
『光圀伝』を読むかぎり、明暦の大火がスタートボタンを押させる大きな要因になったのです。


1.17や3.11が、人の人生を変えるように、明暦3年1.18が光圀を変えたのかもしれません。

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ただいま、市の歴史講座研究コースの論文の追い込み中(泣)

今月でカタがつくのて゜、来月になったら「光圀伝」、「われに千里の思いあり」
読むつもりです。

私も冲方さんの「天地明察」を読んで、保科正之公の大ファンに
なりました。
すごい方だったと思います。
「八重のさくら」のベースですもんね。

No title

四季歩さん、こんにちは。

>市の歴史講座研究コースの論文の追い込み中<
頑張ってください!

「光圀伝」、「われに千里の思いあり」、どちらも大作です。堪能してください。

冲方さんは今、清少納言を書いているようですが、将来的に保科正之を書きそうな気がします。
「天地明察」から広がって水戸光圀を書いたわけですから、 「天地明察」のキーマンの1人である、保科正之は冲方さんの構想の中にある。そんな想像をしています。

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