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間抜けの構造

勝手気ままと言いながら、2日あくと何となく間が悪いですね。
昨日はまさかの急用で、3時間ほどつぶれ、ブログどころではなくなってしまいました(苦笑)

さて、今年の2冊目は「間抜けの構造」。
12月中旬から読み始め、ようやく読めました。

芸事で「間」というのは非常に大切な要素です。
“間”を制する者はお笑いを制する」(P5)と、たけしさんは述べていますが、お笑い以外の芸術(映画、絵画、音楽等)やスポーツ、芸事さらには人生についてと、幅広い分野にわたって「間」について考えてきたのでしょう。現時点の考察を述べている本といえます。

そう、述べているのです。

自らペンをとって原稿を書いているのではなく、しゃぺっているのです。

この本を読み始めて数十ページあたりのところで、これはしゃぺっているのをテープおこしをして、ゴーストライターがまとめたんと違うかな?と思うようになりました。

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数日後TV(12/30だったかな?)、鶴瓶とビートたけしのトーク番組で、2時間半しゃべった内容が本になったと言っていました。
やっぱりそうか、と思ったのと、1冊の本にできるぐらい話せるものを持っているのはスゴイと思いました。一方で内容に濃淡があるので、淡の部分をもう少し補充するなりして濃くならなかったのかなという残念さがあります。

読んでいて面白いのは漫才や落語とTVの司会をしながら感じたこと、そして映画に関する部分。
さすが一線で確約しているだけのものがあります。
(ちなみに落語は舞台にたっていませんが、かなり好きなようですね。今年の年末落語を一席すると鶴瓶に約束していました。これは楽しみです。年末思い出したら見ます。そう、思い出したらね)

映画における「間」の話は出色ですね。

この本、全部読むつもりはないんだけど、1章だけよむとしたらどこがいい?
と聞かれたら間違いなくここを勧めます。

ちょっといい言葉を紹介します。
「映画はとにかくあちこちに“間”が出てくる。やっぱり“間”の芸術なんだ。 (中略) まず写真から始まったわけだろう。それが連続してちょっとずつ動いて初めて“映画”になる。同時に“間”が生じてストーリーも生まれた」 (P138)

「おいらはあまり映画の中で“説明”しないからね。
説明しちゃうと意味が限定されてしまう。それが嫌なんだよ
観ている人には、もっと想像してほしいからね
 (中略)
ギチギチ説明するばかりで“間”のない映画は作りたくない。それは観ている方の想像力を限定してしまう」 (P132)

「なんで最近の映画やドラマは、あんなに台詞で説明しちゃうんだろう。それだけ観ている方の想像力が落ちているということなのか」 (P142)
これに関してたけしさんは『“間”を埋めようとする病』と命名しています。映像や台詞で説明し過ぎると間抜けになるというのです。

なるほどなと思いました。
僕がTVのドラマを見ないのは、面白くないから。これは演技がダサいのが原因と思っていましたが、たけしさんが指摘したことも大きな要因かもしれません。


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