一人一人が主役のつもり
永井路子の小説「炎環」のなかに次の一文があります。
「一台の馬車につけれらた数頭の馬が、思い思いの方向に車を引張ろうとするように、
一人一人が主役のつもりでひしめきあい傷つけあううちに、いくの間にか流れが変えられてゆく」
「炎環」は頼朝周辺の4人をそれぞれの主人公にした4編からなる小説です。
頼朝挙兵から承久の乱までを描いていて、いわば鎌倉幕府草創期をこの一文で大きくとらえていると言えます。
これが、今の日本の政治状況を的確に表しているようにも思えるのです。
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「一台の馬車につけれらた数頭の馬が、思い思いの方向に車を引張ろうとするように、
一人一人が主役のつもりでひしめきあい傷つけあううちに、いくの間にか流れが変えられてゆく」
「炎環」は頼朝周辺の4人をそれぞれの主人公にした4編からなる小説です。
頼朝挙兵から承久の乱までを描いていて、いわば鎌倉幕府草創期をこの一文で大きくとらえていると言えます。
これが、今の日本の政治状況を的確に表しているようにも思えるのです。
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