未曾有と想定外

「未曾有と想定外」は『失敗学』の提唱者畑村洋太郎が、3.11の後の書いた本です。

昨年買ったものを今年の3.11の後しばらくしてから読み始めました。本は開いたもののなかなかページが進まず、ようやく読み終えました。

2ヶ月くらいかかったなぁ(苦笑)

本当は昨日書くつもりだったのが、バタバタしていて更新できずに今日になりました。今朝の新聞に大飯原発再稼働のニュースがあったので、ちょっとばかりタイムリーな記事になります(笑)

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この本にはいろんなことが書いてありますが、ここでは「想定外」について書きます。

想定外というのは「想定」という言葉があって出てくるものです。だから「想定」について知らなければなりません。畑村さんを想定について次のように述べています。

「人はなにかを企画したり、計画したりといった『考えをつくる』ときは、まず自分の考える範囲を決めます。この境界を設定し、考えの枠を決めることが想定なのです」(P93)

考えの枠を決める『想定』は、何かを企画したり計画するときの不可欠なものです。考える範囲の設定の仕方で枠の大きさはいくらでも変わります。ちなみにこの枠の中が“想定内”で枠の外が“想定外”です。

想定内での問題や課題を分析したり解決策を出していくことは、多少ものを考えられる人だったら、そんなに難しくありません。

しかし想定外のことが起こったときはそうはいきません。そのときの行動パターンは大きく2つに分かれます。
★思考停止状態に陥って、何もしない、何もできない、単なる傍観者になる。
☆考えの枠を起こっていることが包含できるところまですぐ広げて、その場で考えながら臨機応変に対応する。

後者ができればいいのですが、これがなかなか難しい。(P93~96をまとめました)


福島原発に関してこんなことが書いてありました。
原子力の世界では、想定の範囲を行政が決めていました。電力会社など、原発の運営をしている人たちは、それに従って考えていただけだ、と。

だから苦渋もなく、他人事のように軽々と「想定外」という言葉を乱発できるのだなと思いました。


話を変えて。
失敗をしている他人を叩くことより、我が身を振り返り、失敗に学べという畑村さんのメッセージをこの本から受け取りました。

人間の習性として「見たくないものは見えない」「聞きたくないことは聞こえない」「考えたくないことは考えない」ということがあります。つまり自分の都合のいいように考えようとする性質があるのです。

これが失敗の原因のひとつになります。

事故を未然に防いだ例として「聞きたいことが聞こえる」ことで無事であった実例が紹介してありました。
これを敷衍すると「見たいことが見える」「考えたいことが考えれる」でしょうか。


またまた話が変わって。
自然災害が多い日本について書いてありました。
江戸時代末期は大地震や大型台風などの自然災害が立て続けに起きました。
今年は雷発生件数がやたら多いようです。巨大竜巻も発生しました。アメリカだけの話ではなくなってきました。3.11だけでなく首都直下地震や東海地震の可能性も高いと聞きます。
時代の終わりが来ているのだろうか・・・、漠然とした不安があります。



どうあれ、雑草のようにたくましく生きていかなければなりません。


あれ・・・?   雑草という名前の草はないんだっけ・・・


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