西郷隆永
西郷隆永を知っていますか?
歴史好きにはわりと知られた逸話ではないかと思いますが・・・。
副題は「名前のタブー」第2弾(いや第3弾かな?)です。
一昨日、
木下藤吉郎秀吉は、木下が苗字、藤吉郎が字(あざな)、秀吉が諱(いなみ)。
呼びかけ用の名前が字、諱はめったに使わない、それを使って人を呼んではいけない(に近い)ものでした。
と書きました。
本名である「諱」は秘密にしていて、かなり親しい人でも知らないというのが当たり前でした。
それで「西郷隆永」ですが、誰かというと皆さんが知っている西郷隆盛のことです。
以下経緯を述べます。
明治時代になって、名前を2つ(字と諱)持っているのは西洋風じゃないから、どちらかに統一しようということになりました。
大久保一蔵利通 → 大久保利通
福沢諭吉○○ → 福沢諭吉
江藤新平胤雄 → 江藤新平
といった具合です。
字を使う人と諱を使う人と両方ありました。
西郷隆盛の場合、改名手続をしていた時、西郷がたまたまいなかったので、代わりに届けを出しておいてやろうということになりました。
西郷は字が吉之助です。みんな「せごどん」とか「吉之助さあ」と読んでいて、諱は誰も知りませんでした。
それで、西郷家は代々「隆」を使っているから「隆盛」だろうと誰かが言い出し、結局「隆盛」として届けられたのです。
後日これを知った西郷は「おれの名前は違う。本当は隆永だ」とぼやいたそうです。
(井沢元彦「井沢式日本史入門講座」?P331?334を参考にしました)
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歴史好きにはわりと知られた逸話ではないかと思いますが・・・。
副題は「名前のタブー」第2弾(いや第3弾かな?)です。
一昨日、
木下藤吉郎秀吉は、木下が苗字、藤吉郎が字(あざな)、秀吉が諱(いなみ)。
呼びかけ用の名前が字、諱はめったに使わない、それを使って人を呼んではいけない(に近い)ものでした。
と書きました。
本名である「諱」は秘密にしていて、かなり親しい人でも知らないというのが当たり前でした。
それで「西郷隆永」ですが、誰かというと皆さんが知っている西郷隆盛のことです。
以下経緯を述べます。
明治時代になって、名前を2つ(字と諱)持っているのは西洋風じゃないから、どちらかに統一しようということになりました。
大久保一蔵利通 → 大久保利通
福沢諭吉○○ → 福沢諭吉
江藤新平胤雄 → 江藤新平
といった具合です。
字を使う人と諱を使う人と両方ありました。
西郷隆盛の場合、改名手続をしていた時、西郷がたまたまいなかったので、代わりに届けを出しておいてやろうということになりました。
西郷は字が吉之助です。みんな「せごどん」とか「吉之助さあ」と読んでいて、諱は誰も知りませんでした。
それで、西郷家は代々「隆」を使っているから「隆盛」だろうと誰かが言い出し、結局「隆盛」として届けられたのです。
後日これを知った西郷は「おれの名前は違う。本当は隆永だ」とぼやいたそうです。
(井沢元彦「井沢式日本史入門講座」?P331?334を参考にしました)
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